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 CatalogNecklace & Pendant No31 << 3132333435 >>
サファイヤ&ダイヤ ゴールドペンダント


アウトラインがアール・ヌーヴォーの家具や建築装飾、テキスタイル等のデザインを髣髴とさせる、造形がとても印象的なペンダントです。
側面にふくろうのインポートマーク(フランスに輸入された18金の品)の刻印が打たれていますので、フランスで作られた物ではないのですが、金色や作りからしてイギリスの物でもありません。では、どこで作られた物なのかということを考えてみたいと思います。
一つ推測出来るのは、このデザインから、ウイーン世紀末芸術などの影響を受けて作られた物ではないかということです。
19世紀末から20世紀初頭のウイーン世紀末芸術の中で、1903年にヨーゼフ・ホフマン、コロマン・モーザの二人によって設立された「ウィーン工房」(1903-1932)は重要な部分を成していますが、彼らはイギリスのジョン・ラスキン、ウイリアム・モリスの「ギルド・オブ・ハンディークラフツ」の影響を受けて設立された芸術デザイン工房なのです。
芸術の大衆化と共に日常の諸物に芸術性を、というのが創造活動の根底にあり、フランスの芸術性を重視した作品とは印象を異にした、「デザインの近代化」を強く感じさせる作品を制作しています。
ホフマンは正方形を基準に装飾デザインをしたものが多く、その辺りにも、この作品との、共通性を見い出す事が出来るような気がしますが、いかがでしょうか。この様な作品は、アール・ヌーヴォーからアール・デコへの移行期に作られた物と推測されます。

では、このペンダントを良く見ていきましょう。まずは、外周のデザインとそれぞれの部分のラインの出し方に注目して下さい。非常にクリエイティブなものを感じますね。
下部のローズカットダイヤモンドがセッティングされた箇所は、プラチナが使われています。石の留め方、プラチナの小さな点など、よく見ると凄い作りなのですよ。
シンプルでいて実は計算された複雑なデザイン。
作品の完成度が高いので、身に付けた時の存在感は相当なものです。

 
■Location/国  オーストリア 推定(フランス・インポートマーク)
■Period/年代 1910年−25年頃
■Material/素材 18Kゴールド
■size/サイズ 3.0cm×3.5cm(バチカン含まず)
■Estimate/価格帯 ¥460,000-
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