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Tiffany & Co シルバーボックス

ティファニーの資料を見ますと1870年代初めに、当時のチーフ・デザイナーであったエドワード・C・ムーアによってティファニーにジャポニズムが取り入れられたそうです。
そして、1878年のパリ万博の銀製品部門においてグランプリを受賞した銀のトレイは、木の葉と蜻蛉、そして蜘蛛が日本趣味で画かれた、日本のデザインと銀細工の技術を彼らのものとして完成させたクオリティーの高い物でした。

 ご覧頂いているシルバーのボックスは、いったい何に使われた物なのかよく分かりません。8cm×6cmそして厚みが3.2cm程ある、角を丸くしたぷくっとし た小さなケースです。
昔良くあった固形石鹸のようなかたちです。
パーティなどの時に、女性がリップだけを入れて持っていたのではないかという意見もお聞きしましたが、正確には今のところわかりません。
そして表面には、朝顔に蜘蛛がイングレーブされていて、浮世絵などを髣髴とさせるジャポニズムデザイン。

裏側、側面にも模様が続いて彫られています。
本物の日本工芸からインスピレーションを受け、不定形の形の上に自然のモティーフが非対称にアレンジされたデザインは、当時のアメリカの人達に驚きと感動をあたえたのです。
裏側のイニシャルのようなモノグラムは左右対称にデザインされているのがちょっと可笑しいですね。
内側は銀製品の優れた物がそうである様に、金の鍍金が施されていて、TIFFANY&Co 3026M1082 STARING-SILVER の表記があります。

工芸のデザインの歴史とティファニーの歩んで来た足跡を見ても、この作品がとても貴重な物であると分かりますし、中々市場には出てこない珍しい逸品です。
■Location/国  アメリカ
■Period/年代 19世紀後期−20世紀初期
■Material/素材 StaringSilver
■Estimate/価格帯  Reserved
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